7月に入り、
Tax Returnの時期がやって来ました!
多くの人が、
Tax Return面倒くさい~なんて思っているでしょう。
実は私、この時期が結構好きなのです。
確かに、ATO(Australian Taxation Office)
に所得申告するために、色々な書類を
集めて、自分で難解なTax returnをこなすか、
又は、決して安くはない会計士に
会って処理してもらうか、という
大きな手間があります。
普通だったら、
避けれるものなら、避けて通りたい。なんて思うのも頷けます。
しかし、私は会計士さんに会って
税金や控除についての話を
聞くのが楽しいのです。
なので、数年前まで会計士さんに
Tax Returnをお願いしていて、
毎年この時期を楽しみにしていました。
今年は、どれだけ控除ができるだろう?
また何か税金についての
面白い話が聞けるかもしれない
このレシートも使えるかも
しれないから、会計士さん
に聞いてみようなんて感じで。
もうここ数年は、自分の
Tax Returnは自らやっているので
会計士にお願いすることはなくなりました。
それでも、自分のTax Return
を処理していく過程で、
前年度はどれくらい稼いで、
どれくらい税金を払っているのか?
控除できるものや、医療費など、
どんなものがあるか?
前回の所得申告から、
新しくなったTax Returnの
決まりごとはないか?などを調べながら進めていく
のはなかなか楽しいものです。笑
私のTax Returnが楽しい!
という非一般的な話を続けるのもなんなので、
一般的なTax Returnのお話をしましょう。
あくまで一般的なお話なので、
細かいアドバイスが必要な方は
会計士さんに直接聞いてみてください。
さて、今回のTax Returnの期間は
2013年7月1日から2014年6月30日まで。
その期間内での所得や控除を
合計して、すでに払った税金が
返ってくるか、もしくは余計に
払わないといけないか?
ということを計算するのが、
タックスリターンです。
ちなみに、控除額を引いた所得が
$18200を下回るようなら、無税になります。
これは、学生さんなどには良いですよね。
学生さんで、パートタイム仕事を
していて、この金額を超えるというのは
なかなかないでしょう。
ワーキングホリディなどで、
税務上で「非居住者」となる人は、
この無税の上限というのは
当てはまらないので、要注意です。
税務上の居住者、非居住者となる
要件は、なかなか難しいところなので、
自分はどちらにあてはまるか?
とお悩みの方は、会計士さんに
相談してみてください。
税金の控除ができるもの、というのは
なかなか面白いトピックなのですが、
これも難しいところでもあります。
なにせ、所得を得ている仕事に
よって、大きく異なるから。
例えば、レストランやカフェで
働いているとして、
その仕事場で使う、普通の革靴
や普通の白いワイシャツは
控除に含まれるか?
ということですが、
ダメです。そういった、仕事以外にも
使えるような衣類は一般的に
控除の対象になりません。
ジャパレスなどで働いている人は
お気をつけて。
逆に、仕事でしか絶対に使えない、
例えば工事現場での安全の
ための衣類などは控除申請ができますね。
学費も控除に使えたりします。
勉強している内容が、
仕事に直結するものだったら、
その可能性が高いです。
例えば、調理学校に行きながら
レストランでシェフのバイトをしているとか。
こういった税金の控除については
個人個人でまったく異なるので、
そこがまた興味深いところです。
銀行貯金の利子にも税金は
かかりますし、
株や家などの資産があったら、
どんどんややこしくなっていきます。
医療費の支出が多かったら、
税金控除の対象になる可能性もあります。
子供がいたら、また異なります。
最近は、インターネットでの
Tax Returnもやりやすくなり、
個人でやる人も増えてきました。
あまり申請することがなく、
シンプルな内容だったら、
それでも大丈夫でしょう。
でも、もしちょっとでも
分からないことがあり、不安が
あるようだったら、一度会計士に
相談してみましょう。
もしかしたら、控除できるものを
今まで申請していなくて、
税金を多く払いすぎていたかもしれません。
Tax Returnは、きちんとした
知識を持って、正確な申請を
心がけたいものですね。