日本語では、
「安物買いの銭失い」という諺がありますね。
安いものを買って、得したように感じるけど、品質の悪いものを掴まされて、結局は余計にお金がかかってしまう
ということですね。
英語では
You get what you pay for
というのが近い表現かもしれません。
最近、私が失敗した例は、ALDIで買ったフラットTVでしょうか。
安かったのですが、購入してから2年も経たずに故障しました。泣
ずばり、「安物買いの銭失い」ですね。苦笑
皆さんも、こういった体験はあると思います。
やはり、自分が重要だと思うところは、ある程度のお金をかけたいところです。
言い訳がましいですが、私はほとんどテレビを見ないので、別にたまにニュースとかが見れれば、実際のところ、どんなTVでも構わないのです。
しかし、子供がいると、どうしてもテレビが必要になってくるのですが・・・。
どんなところにお金をかけるか?
というのは、個人の感性によって異なります。
例えば、私の場合は、勉強などの自己投資には
惜しげもなくお金を使います。
この前まで通っていた大学院だって決して安くはない学費です。
本も、ほしいものがあったら買ってしまいます。
ブランド物が好きな人は、そういったものに多くのお金をかけるでしょう。
旅行が好きな人は、それのためにお金をためますし、
自分の愛する子供に、沢山のお金を費やす人もいるでしょう。
それらは、良い、悪い、という区別はなく、個人の価値観の違いです。
年齢を重ねていくにつれて切に思うのが、
できることなら「時間のためにお金を使いたい」
ということ。
当たり前のことですが、時間というのは、地球上の生物に
平等に与えられているものです。
寿命は人それぞれで差はありますが、今という時間を過ごしている私達は
同じ時間を平等に与えられているのです。
年をとるにつれて、自分の残りの時間を意識するようになります。
できることなら、時間もお金で買いたい。
でも、実際の時間は買えません。
しかし、代わりに時間を節約したり、自分の代わりに仕事をやってもらうためにお金を使うことはできます。
ある意味で、他人の時間を買っているのですね。
コンサルタントという職業は、そういった意味では自分の時間を切り売りしている仕事ですね。
アルバイトだって、時給という名の元に、自分の1時間を決められた値段で売っているのです。
私もフルタイムで働いていますが、時給になおして考えれば、特定の値段で自分の時間を切り売りしています。
そう考えると、自分の1時間の価値って本当はいくらなのか・・・?
と思ってしまいますね。
出来ることなら、自分にとっての1時間というのは、大きな価値があるものだと信じたい。
ここで少し話を変えて、オーストラリアの仕事の時給について。
日本では、時給800円や900円というのは当たり前ですが、
オーストラリアはびっくりするくらい、最低賃金が高いです。
最近のフルタイムの最低賃金って16.37ドルまで上がってるんです!
参照・Fairwork
オーストラリアの人件費が高い!と言われる所以ですね。
少し話はそれますが、週末や祝日のK-martやTargetなどのお店は、
やたらと若者が働いていると感じたことはないでしょうか?
上記のFairworkのサイトによると、20歳以下の若者の最低時給は、成人のそれよりも低く設定されています。
ちなみに、17歳の最低賃金は9.46ドル。
これでも、日本のアルバイトの時給よりも高いかもしれませんね。
オーストラリアにしては、かなり低いです。
まあ、まだまだ仕事の経験もないということで、時給も低くなるのはしょうがないことですね。
それにしても、K-martやTargetなどは、そういった若者を安く雇って、頑張ってトレーニングしているんですよ。
この場合は、経験のある成人を高いコストを払って働かせるか、それとも、経験のない若者を安くつかうか
ということになりますが、若者を沢山雇うことによって、不祥事が起きた時のリスクなども考えると
なかなかお金のコストと、他のリスクによるコストの比較が難しいですね。
自分でビジネスをするなら、なるべくならリスクとコストを減らして、それでいて利益率を上げたいものです。
なかなかそんな都合の良いビジネスというのは世の中に少ないから、多くの会社が苦労した末に倒産してしまうのですね。
世の中に出回る商品は、安いものには安いなりの理由があります。
もちろん、安くて良い品質のものもあるでしょう。
しかし、安いからには、人件費、制作費、材料費など、何かしらのコストを下げなければいけません。
値段を多く払えば、故障などの不具合があったときに、キチンとしたアフターケアーをしてくれるでしょう。
例えば、通信会社のiinetという企業があります。
私は以前、べつのインターネット会社のサービスを使っていたのですが、
そこがどうにもひどい。
そのプロバイダーの不手際だとしても、かなりテキトウな対応がされます。
そうやって、その会社に対する不信感が高まったときに、iinetを見つけました。
値段は他よりも割高ですが、なにせサービスが良い。
インターネットの初期設定なども、かなり細かく対応してくれました。
引っ越しする時も、新しい家に着いた当日から、回線が繋がっていました。
相変わらず、他社よりも値段が高いですが、
私は喜んで割高な価格を払っています。
やっぱり、満足度が高ければ、少しくらい値段が高くても、良いほうを選びますよね。
安ければ安いほど、良いわけではありません。
皆さんも、「ここ大事!」と思うところには、しっかりお金をかけましょう。